
大型会員制ショッピングセンターコストコ。
せどりの仕入れや買い物で行ったことはありますか?
近所に無かったり、会員制だったりと何かとハードルの高いお店ですが、実はせどりの仕入れ先としてはかなり優秀です。
とにかく安い。商品数も多く、在庫も豊富。
若干利用方法やシステムに癖のあるお店ですが、うまく活用することで他の店舗とは比べ物にならないほど大きく稼ぐことが可能です。
今回はそんなコストコでせどりをする方法を解説します。
近くにコストコのある方は是非仕入れに行ってみましょう。
Contents
コストコとは
コストコは現在全国に26店舗展開する会員制の大型のショッピングセンターです。
コストコと言えば食料品のイメージもあると思いますが、日用品、家電品、ゲームにおもちゃ、となんでも売っています。
多岐にわたるジャンル、豊富な在庫量。1個利益の出る商品を見つけることができれば一括大量仕入れをして継続的に安定した利益を出し続けることも夢ではありません。
店舗数が限られているので、立地的に仕入れに行けるせどらーが限られているという難点はありますが、もし仕入れに行くことができればほかの店舗以上に稼ぎやすいお店です。
店舗仕入れというより卸仕入に近い感覚で仕入れることができます。ビジネス会員になればスタッフが仕入れの相談に乗ってくれたりと、まさに卸業者です。
アメリカ企業ということで日本の企業と違って若干癖というか面倒な部分のあるコストコですが、うまく利用することで他の店舗では稼げないような利益を上げることも可能です。
コストコせどりのメリット
コストコせどりのメリットは主に以下の4つです。
- 商品が安い
- ライバルが少ない
- せどらーに優しい
- 大量仕入れ可能
商品が安い
やはり何といっても商品が安いです。他の店舗とは安さのレベルが違います。
しかも商品によっては価格交渉も可能。うまく交渉することでさらに安く買うことも可能です。パワーせどらー(資本力の高いせどらー)になるとかなり稼ぎやすくなります。
もちろん小規模せどらーでも行けば必ず何かしらの仕入れはできるはずです。
ライバルが少ない
コストコはライバルせどらーが少ないお店です。というのも、そもそも店舗が2018年現在26店舗しかなく、また郊外にあるため誰でも行ける店舗ではありません。
その中でせどり目的の利用者というと、もっと少なくなります。ブックオフやドン・キホーテのように全国どこにでもあって誰でも仕入れに行けるお店ではないので、直接的なAmazonのライバルは少なめです。
せどらーに優しい
コストコは業者仕入れ大歓迎のお店です。そのため、大量仕入れや価格交渉といった普通の店舗ではあまり歓迎されない行為も、全く嫌な顔はされません。
むしろ業者向けの専門のスタッフがいるくらいです。これらのスタッフは商品の仕入れや配送、情報交換などの相談に乗ってくれます。
他の店舗では何かと規制されたり、嫌な顔されたりすることが多いせどり行為ですが、コストコではそんな目で見られることはありません。
大量仕入れ可能
そして大量仕入れです。
コストコの商品はとにかく大容量、大ロット。
他の店舗で利益の出る商品を見つけてもせいぜい100個か200個が良い所でしょう。しかしコストコならその気になれば1000でも2000でも仕入れができます。1個100円の利益が出る商品を100個程度仕入れても1万円にしかなりませんが、2000個仕入れれば20万円の利益です。
スペースの問題さえクリアできれば、コストコでパレット単位で大量に仕入れてせどらーというより物販業者として商売をやっていくことも可能です。
コストコせどりのデメリット
コストコのデメリットは以下の3つです。
- 会員でないと入店できない
- 店舗が限られている
- 量が多い
会員でないとはいれない
コストコは会員制のスーパーですので、会員でないとはいれません。会員になるためには年4400円かかります。(個人事業主、法人の場合は3850円のビジネスメンバー)
ここが若干面倒です。とはいえ、1日優待券もありますし、会員になればいいだけなので特に大きなデメリットではないでしょう。
店舗が限られている
一番のデメリットはこれです。そもそも誰でも気軽に行けるほどの店舗数がありません。
全国でたったの26店舗。しかも郊外店がメインです。
車が無いと行くのが難しい場所も多いです。立地的に恵まれた人しか頻繁に行って仕入れすることができません。コストコせどりをする人は、まず近くにコストコがあるかどうか、もしくは現実的な距離にあるかどうかを確認してください。
量が多い
大ロットなのはコストコのメリットでもありますが、これが逆にデメリットになる場合もあります。
例えばもしたまたま目を付けた商品がほかのせどらーと競合してしまった場合、その大ロット×せどらーの人数分、Amazonに出品されてしまうわけです。
そうなると商品が売れるのに時間がかかったり、価格崩壊が起きたりしてしまいます。コストコで仕入れたものは量が多い分、ほかの店舗の仕入れ商品よりも対応が難しくなります。
せどりにつきものの競合も、コストコのような大容量だと被害というかダメージが大きくなります。小規模せどらーの場合、競合一回で大赤字になる可能性もあるでしょう。
これらのデメリットにも注意してコストコは利用してください。
コストコでクレジットカードは使えない!?
コストコは現金払いのみ、と思っている方も多いようですが、ちゃんとクレジットカードも使えます。ただし、使えるクレジットカードブランドは「マスターカード」のみとなっています。
VISAやJCBが使えずmastercardしか使えないなんてかなり珍しいですね。日本ではVISAの所有率がダントツですし、次いでJCBです。複数枚持っている人出ない限りマスターカードを持っている人は結構限定されてしまいます。
このせいで「コストコは現金払いしかできない」という誤解が生まれているかもしれません。
mastercard限定ではありますが、ちゃんとクレジットも使えます。もし、コストコせどりをメインにするならマスターカードを作っておくといいでしょう。
もちろんコストコが発行するコストコグローバルカードがおすすめです。コストコ以外の利用でも1%の還元率。コストコで利用するとなんと1.5%という高還元です。使わない手はないですよ。
仕入れの前の事前準備
会員登録
コストコで仕入れをするためにはまずは会員登録をしないと店内に入ることもできません。というわけでまずは会員登録をしましょう。
コストコの会員になるには2通りの方法があります。
- 倉庫店に直接行って申込する
- インターネットから申込する
ただし、インターネットから申込しても、会員証の受け取りは倉庫に行かないといけません。直接行くと手続きに時間がかかります。できればインターネットから手続きして店舗で受け取るほうがいいでしょう。
会員証には2つ種類があります。
- 一般会員用ゴールドスターメンバー(年4400円+税)
- 法人や個人事業主用のビジネスメンバー(年3850円+税)
ゴールドスターメンバーは普通の会員証なので特に説明は不要かと思います。
開業届を出していない副業せどらーや法人でない一般のせどらーはこちらのカードになります。
ビジネスメンバーは法人や開業届を出している事業主のみが作れるカードです。
作成には屋号や所在地を証明する書類や名刺などの「事業の実態」を証明するものが必要になります。
ビジネスメンバーは一般用のゴールドスターメンバーと違い、様々な特典があります。
- ボリューム担当(事業者用スタッフ)に相談ができる
- Eメールによるビジネス配送注文が可能(3万円以上)
- 事業者用のセール案内が受け取れる
特に事業者専門のスタッフと仲良くなっておくと、セール情報やお買い得な商品を優先的に教えてくれるようになります。
事業主登録をしていたり、法人の方の場合は是非ビジネスメンバーで登録しましょう。
定期的にコストコに行くことが決定していれば会員証を作ったほうが良いのですが、そう頻繁に行かない、という方はわざわざ4400円を払うのももったいない気がしますね。
その場合は以下の4つの方法でも入店できます。
- 会員になっている方の同伴者としていく
- ワンデーパス(1日体験チケット)を手に入れる
- プリペイドの特典で入店する
- 会員になって利用してその後解約
コストコは会員証が無くても、すでに会員になっている方の同伴者としていけば無料で入れます。1名の会員に対して2名までOKです。
ワンデーパスは正式名称「1日特別ご招待券」と言います。その名の通り、1日無料でコストコを体験できるチケットです。様々な入手方法がありますが、一番簡単なのはヤフオクやメルカリで買うのが一番です。
プリペイドはコストコ会員がコストコ内で買ってきたプリペイドカードに付帯する「無料招待サービス」を使う方法です。
プリペイドを持っていって、カウンターで手続きすると1日入店利用が可能になります。
ただし、招待券もプリペイド入店もデメリットとして、お会計時に買い物金額に5%上乗せされてしまいます。沢山仕入れるならやはり会員になったほうがいいでしょう。
最後は会員になって利用して、1年以内に解約するという方法です。
コストコは会員になってもサービスに満足がいかなければいつでも解約できます。そしてその際に年会費4400円+税が返金されるんです。
これを利用して、
- 会員になる
- 利用する
- 1年以内に解約する
これでコストコを無料で利用できます。
ただし解約すると解約日から1年間は会員になれなくなりますので注意が必要です。
メルマガ登録をする
コストコはその立地条件や敷地面積から考えて、行けばほぼ一日仕入れに費やすことになります。できれば一日費やすのに見合った成果が欲しいですよね。だけど実際に行かないと、どんなものが安くなっているかわかりません。
そこでメルマガです。
メルマガに登録しておいて、そこから送られてくる情報をもとに、ある程度仕入れるものに目星をつけてから向かえば空振りの可能性が少なくなるでしょう。もちろんメルマガで情報を入れてから仕入れに行っても空振りになることもありますが、少なくとも何の目的もなく行くよりは効率が良くなります。
メルマガは公式サイトより登録できます。
ここまで終了すれば準備完了です。
後は自家用車やレンタカーを手配して店舗に向かいましょう。
コストコの仕入れは1個買ってもかなりの大容量なので、車以外で行くと持って買えることが難しくなります。
配送サービスを利用してもいいですが、かなり高くなってしまうので、車で行って目いっぱい仕入れるのが一番です。
後編では、実際の仕入れの立ち回りや、コストコをお得に利用する裏技などを解説します。